転載しました。

長男が小学校3年の時、担任の若い男性教師が
想いをこめて、精一杯してくれた命の授業のお話です。

先生は決してお手本の不倫掲示板ではありませんでした。

プリントの配り忘れ等のポカミス。
天然ボケさく裂。
声が大きすぎて、学校の迎えの家のお爺ちゃんが
『わしゃ、昼寝できん!!』と文句言われたり(笑)

保護者の評価は賛否両論。

でも、私は大好きでした。
熱い、熱いハートの先生だからです。

2学期の終わり。

『理科電池申し込み書』という封筒を息子が持ってきました。

そこには、一枚の手紙と
白紙の用紙が入っていました。

ちょうど、中学生の自殺・小学高学年までが自殺
テレビで報道されてたときでした。

「次の授業参観は子供達には理科の参観と言ってます。
でも、道徳の授業をするつもりです。
命の大切さを伝えようと思っています。
そこで、ご両親から、お子さんにむけて、生まれた時の喜び
一生懸命育てている気持ちなど、
お子さんに手紙を書いてもらえませんか?
そして、この封筒に封をして、理科電池申し込み書として
子供に先生にわたすように、おっしゃってください」

その頃。
あんまり長男と上手くいってなかった私。
先生はそのことをご存じで
わざわざ家に電話をかけてくれました

『山中さん、書けますでしょうか?今、
子供のことでイライラしてるかもしれませんが、どうかお願いします、
自分の本当の愛情あふれる気持ちを書いてください』と。

後で聞けば、一人でも手紙が欠けないように
全員の家に電話をかけてたそうです。

生まれた時のこと
初めて立ったときのこと
いっぱい、書きました。

そして、子供に
『この申込書、今日ださなあかんから、絶対先生に渡すんやで』と
封筒を渡しました。

参観当日。
外のクラスは普通の参観です。
わがクラスだけいつになく保護者が一杯。

ママ友と、
どんな展開になるんだろう、
泣いちゃうよね~と照れ笑いしながら。

『今日は理科の授業じゃなく、道徳の授業に変更します』

『え~~~!!』

『この子、知ってるかな?あきゆき君』

その時、よくテレビに流れてた
ダウン症で6歳で亡くなった あきゆき君です。

安田生命のCM

オフコースの『言葉にできない』の曲をバックに
あきゆき君を抱き締めるお父さんのCMです。

先生はラジカセを持ってきて
この曲を流し始めました

そして、
お父さんの書いた『たったひとつのたからもの』の本を読みだしました。

もう、この時点で、保護者涙をこらえるのを必死です。

でも、先生が先に涙声になっちゃた。

~この子が生まれて、いろんなことを教えてくれた~

~私は、あきゆきがわがままをいうのが 嬉しくてたまらなかった~

『どうしてだと思う?わがまま言われたら腹が立つやん、
でもどうして、嬉しかったのだと思う?』

子供達は手を挙げて

『・・・・わがままを言ってくれるってことは、
命がまだあるってことだから・・・・』

『生きてる・・・・ってことだから』

だんだん、先生の言いたいことが子供達に伝わって行きました。

『なあ、今テレビでやってるよね、毎日誰かが自殺したって。
そんなことしたら、君たちのご両親はどう思うと思うかな?
命を粗末にしちゃだめだ、みんなはご両親のたった一つの宝物なんだ。

今日は、みんなにプレゼントがあります。
今から封筒を配るからね、読んでください
君たちを何よりも大切にしてる人からの手紙です』

子供達はざわざわ。
何のことかわかりません。

封筒が配られ、みんな援交掲示板にあけました。

シーンとした中

すすり泣く声が。
・・・・いっぱい。

ちょうど、離婚が決まった男の子は
人目も気にせず、
席を立ち、お母さんの胸に飛び込み泣きじゃくりました。

気が強い、と思ってた女の子は
肩を上下に揺らし、しゃくりあげて泣いてました。

私の息子は照れ臭く、私のほうをチラっとみてニコッとしました。

保護者も涙がとまりません。

『ほら、わかった?君たちはこんなに大切にされてるんだよ。
命を粗末にしてはいけないんだよ』

色々トラブルがあった先生ですが
私はこの1回の授業をしてくれただけで
それだけで、感謝の気持ちで一杯でした。

当時の文部省が
『自殺はいけない』と子供へプリントが配られてました
そんなの、子供達は読んでもいなかったです。

低学年だとわからない
高学年だと照れ臭くなる

ちょうど3年にこのような授業があって、良かったです。

残念なことにあと2組の担任はこの授業はできないと
拒否をされたそうです、理由は色々あったみたいですが
たったひと組でも授業をすることをGOサイン出してくれたのは
校長先生です。

私は、何かあった時にいつもこの授業を思いだします。
そうすると、子供と喧嘩したときも
子供が何かしでかした時も

そんなこと、どうでもいい。

って思えます。

命さえあれば。

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This entry was posted on 金曜日, 2月 17th, 2012 at 4:34 PM and is filed under 体験談. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. Responses are currently closed, but you can trackback from your own site.

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